前回、北アルプスでの登山では、キャプチャープロでザックのショルダーパッドに取り付けていましたが、ぶっちゃけカッコだけで全然使いにくかったです。
ただ、すぐに撮影できるという強みはほかの携行方法ではありえませんので、
簡単な低山での使用は良いと思います。
なので、どう使いにくかったのかを詳細説明するとともに、改善点を考えていきたいと思います。
キャプチャープロってなに
まずキャプチャープロとは、ピークデザインから発売されているザックのショルダーパッドにカメラを装着するパーツです。
本体とプレートがあります。
実際に本体をザックに取り付けたところです。
ザックにカメラを取り付けました。
使いにくい点(合わなかった点)
片側だけ重くなる
当たり前なんですが、片側だけ重くなります。
しかも今回のレンズは、単焦点レンズ50mmなので、キャノンのRFレンズでは最軽量の部類です。
本体と合わせても700グラム強かと思いますが、長時間の歩行では地味に肩に来ます。
奥穂高岳山行では、2日目から肩に違和感が出るレベルでした。
ザック置くとき気を遣う
次にザックを置く際に気を使いました。
どういうことかというと、ショルダーパッドに重量物が乗っているので、
普通におろすと、ショルダー部分が勝手な方向に行ってしまい、テント場では石などにぶつけてしまいそうでした。
実際に涸沢テント場のような岩場だらけのところは、めちゃくちゃ気を使いました。
岩場での取り回し
肩にカメラを付けているので、三点支持が必要な岩場での取り回しはかなり苦労しました。
ザイテングラートでも鎖場やハシゴがあり、ある程度ハシゴから上体を離しておかないと、
カメラとハシゴが接触する危険がありました。
雨風に対する防御ゼロ
カメラむき出しがゆえの雨風に対する防御はゼロです。
前回の山行は小雨程度かつ短時間でしたので、まったく問題なかったですが、
暴風雨になれば、カメラ・レンズへの浸水の危険もあります。
また、山ですので砂やホコリも多く、カメラにとっては劣悪な環境といえます。
(RFレンズでもLレンズは、防滴・防塵仕様ですのでまた違うと思いますが。。)
カメラの置き場を選ぶ
また、カメラを置きたいなという場面でも平らな面を探さなければならず、
必然的にテーブルやイスなどの人工物がなければ、カメラを置くことができませんでした。
改善策
キャプチャープロが自分の使用方法や精神的な部分で合わないと思いましたので、
カメラポーチの導入を決定しました。
カメラポーチは、Loweproのフォトアクティブ TLZ45AWを導入しました。
詳細は次の記事でアップ予定です。
まとめ
実際の山行でキャプチャープロのメリット・デメリットを再確認しました。
ただ、本格的な岩稜帯やテント泊では、メリットよりもデメリットが上回っていたことがわかり、
カメラポーチを導入することにしました。
以上、皆様の登山でのカメラライフの参考になりましたら、幸いです。
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