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【レビュー】ギヤ紹介⑦チタンアルコールストーブ

登山

今回は、前回の続きとして、チタンアルコールストーブを紹介します。

こんなお悩みをお持ちの方にお勧めです。

もう少し荷物を減らしたい!軽くしたい!

ガスバーナーの作動音がうるさい、もう少し静かにしたい

そんなあなたには、チタン製のアルコールストーブがおすすめです。

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オススメな3つの理由

1) 重量が軽い

2)  燃焼音が静か

3) 壊れにくい

という3つの理由がありますので、詳しく紹介します。

重量が軽い

重量が軽い根拠ですが、

まず素材がチタン製のため、約30gしかありません。

ガスバーナーのメジャーどころのプリムスP-153 だと116gもあります(メーカー公証値)

約1/3の重さです。

さらに、OD缶の重量(約200g前後)も加算されますので、合わせて300g となります。

一方、アルコールストーブなら、アルコール燃料の量によりますが、

同じ重量であれば、5回くらい湯沸かしできると思います。

(一回30mlで500㏄は沸騰させられます。なお標高の高い場所では異なります。)

燃焼音が静か

ガスバーナー→ ゴー!!

アルコールストーブ → ほぼ無音

実際にYoutubeなどで見ていただくほうがよいかと思います。

文章では音の強弱は表現できませんので。

燃焼音が静かだと、、

川のせせらぎを聞きながら、コーヒーを楽しめる。

鳥のさえずりを聞きながら、ラーメンを作る。

などの楽しみ方が増えます。

壊れにくい

ガスバーナーと比較してのメリットとなります。

ガスバーナーはガス機器の点検等、法律上かなり厳しく取り締まられております。

それは、またガスは高圧/可燃性ゆえの危険物として認知されているからです。

PS LPGマーク を取得したものでないと、販売・流通してはいけないなど厳しく定められています。

そのため、構造が複雑となり、故障する箇所が存在します。

しかし、アルコールストーブは一般的に、アルコールを吸収するロックウールと、

蒸気となったアルコールが噴出する穴等の簡易的な構造となっています。

実際に筆者が牛乳を吹きこぼした際にも、本体水洗いの上、乾燥させることで、

問題なく使用できました。

(※アルコール燃料が入った状態の本体に水をかけないでください。アルコールが水によって、飛散し、火事・やけどの危険性があります。)

ガスバーナーでタンパク質の多いものを吹きこぼした場合は、メッシュ等に入り込み、

うまく着火できなくなる恐れがあります。

残念な点

ただ、残念な点もあります。

それは、風に弱い・アルコール自体が劇物・火力調整ができない

の3点です。

まず、風に非常に弱いです。噴出する炎が風あおられるとほとんど熱が伝わりません。

主に使用される燃料がメチルアルコールという、経皮・経口・蒸気に毒性のある、劇物が主成分です。

一般的な消毒等に用いられるアルコールは、酒精といいエチルアルコール=お酒です。

メチルアルコールを誤飲した場合、視神経の障害、意識障害等が発生しますので、

少々お高いですが、エタノール100パーセントの燃料を使用することで、回避できます。

ただ、アルコール自体がお子様とうの手に触れさせてはいけないのものなので、扱いは慎重を期す必要があります。

最後に、火力調整がほとんどできません。

一部のトランギアなどは、火力調整蓋が存在し、火の勢いを調整できますが、

ほとんどのモデルは、火をつけたらつけっぱなしにするしかありません。

また日中、太陽光下では、アルコールの炎は著しく肉眼でとらえにくく、延焼している場合、

気づかない可能性がありますので、アルコールをこぼさないよう注意が必要です。

まとめ

アルコールストーブは、軽い・燃焼音が静かで・耐久性がある一方、

燃料のアルコールの特性等に気を付けなければならないというデメリットが存在します。

ただ、軽さという大きなメリットがありますので、一つの選択肢として

検討してみてはいかがでしょうか。

以上、ここまでお読みいただきありがとうございました。

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