前回、涸沢~ザイテングラート~奥穂高岳(穂高岳山荘までしか行けず)
登山のパッキングについて、
外付けが多く、バランスの悪いパッキングやそもそも荷物とザックが合っていなかったなどの、
課題点が多くあり、次のザック候補を検討したいと思います。
前回からの反省点
前回のテント泊登山かつ1日10キロ以上の本格登山での考慮できていなかったことが多く、
箇条書きにて整理してみます。
どんなパッキングだったのか。
まず、最初にパッキングの方法に問題があると考えました。
以前にもお話ししました通り、
ザックの中を3つのスタッフサック、テントとレインウェア上下に分けて収納するということにしました。
(ヘルメットとカメラ、水は、外付けを利用していますので、ザック本体の容量とは別と考えます。)
この時点で、荷物は大きく4つしかありませんでした。
3つのスタッフサックはそれぞれ、シュラフ他保温着・着替え・クッカーその他雑品すべてをまとめて入れていました。
シュラフ→13リットルのZpacksのドライサック、
着替え→リッジマウンテンギアのスタッフサック約8リットル
クッカーその他雑品すべて→ Zpacks のLarge Food Bag 14リットルの計35リットルでした。
今回使用したザックは、山と道 スリーと同型のザックですので、40リッター相当と仮定します。
ですので、計算上は、40リットルのザックに若干のあまり=レインウェア分を残して収納できるはずでした。
しかし実際は、テントを外付けすることになり、復路はゴミ等が出てさらにパッキングが定まらない状況でした。
なぜパッキングが収納できずに外付けが多かったのか
しかし、上記の通り、計算通りにはうまく収納できなかったのです。
まず、考えられる可能性としては、
シュラフのスタッフサックがすぐに膨張し、ほかの荷物を詰め込むまでに容量が増加していたこと
クッカーその他を入れていたスタッフサックの形状がザックの形状と合致せず、隙間があったことなどが考えられました。
ゆえに、次回以降は、シュラフを入れているスタッフサックの形状を固定する、
クッカーその他の収納をより小分けにする などを考慮したいと思います。
ただし、スタッフサックが増えることによる重量増を低減するための工夫は必要です。
外付けの危険性
今回ザイテングラートという岩稜帯を通過するまでに、ナナカマドの枝やハイマツの枝にザックが引っかかることが多く感じました。
また、下りのザイテングラートでは、岩にザックをこすったためか、メッシュ部分に穴が開いていました。
特に、下りは慎重を期して体をクライムダウンの姿勢ではなく、前向きに降りました。
ザックを背にするため、その際、岩がメッシュを破いたと想定されます。
前向きのほうが、足元の視界がよく見えて足を置く位置をきちんと認識できました。
ただし、クライムダウンのほうが、ザックをこすったり、滑落時の停止態勢の取りやすさ等があるので、一概に正しいとは言えない、むしろ間違っている可能性もありますので、ご了承ください。
さらに危険な箇所でのザックの引っ掛かりが発生すれば、即滑落につながりますので、
そういった事故を防止するためになにが必要かを考えるに至ったわけです。
ヘルメットをザックに入れるかどうか
次に、今回もっとも取り付けに困ったヘルメットの扱い方についてです。
ヘルメットホルダーやメッシュに入れるなどの対応ができるヘルメットですが、
ザックのメッシュ部分とサイズが合わず、ヘルメットは、顎紐とザックを固定する方法しか取れませんでした。
帰りは、ヘルメットをザックに収納しましたが、はじめからヘルメットを収納する前提で荷造りをすべきでした。
なぜなら、ヘルメットを外付けすることにより、ザックが揺れた場合その揺れが増幅され、
余計な体力を使ってしまうからです。
カメラ機材の取り扱い
カメラ機材については、軽量なミラーレス一眼と単焦点レンズでしたので、重量約800グラム程度でした。
ピークデザインのキャプチャープロを使用していましたが、ザックを下す際にカメラをぶつける、
カメラを取り付けている側の肩が痛くなるといったデメリットがあったため、
カメラポーチに入れ、ザック内に収納することにしました。
すでに手配していますので、届き次第、レビューしたいと思います。
今後のザックに求めること
今後のザックに求めること
それすなわち、外付けできない構造 と35~45リットル程度の容量 かつ 軽量1キロ以下のものを探します。
そうなると、アルパイン用のザックやクライミングザックのようなものしか該当商品がなさそうです。
まとめ
実際の登山を経験し、いろいろな反省点を得ることができました。
他人の方法が自分にとって、適しているかは別 ということもわかり、
今後は、試行錯誤しながら最適解を探していきたいと思います。
以上、ここまでお読みいただきありがとうございました。
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